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2007年12月14日 (金)

体癖雑感 車谷長吉

まったく、マイナーな作家を取り上げてしまった。

1種9種の体癖というと、かなり執着傾向が強い。
頭脳系の1種は、言語化することで発散でき、
生殖器系の9種は意識が内側に向きやすい。
身内に対して面倒見がよいし大事にする。
記憶力が抜群によいので、厭なことでも忘れない。

今時、古いと言われ、化石化している私小説で評価されているくらいだから、
身内や自分の体験を小説にするのは、
体癖に添っているのかもしれない。

1種9種はかなり口うるさいと思う。
すぐに忘れてしまう10種とは大違い。
お連れ合いが3種、10種のようだから、どんなことを言われても
馬耳東風で聞き流せる鷹揚さで救われている感じがする。

連れ合いから現実と虚構の境目がないと怒られて、
ドキッとしたなんてことが書いてある。

だが、その虚実のからくりについて敵討のように、
エッセイにしているところもすごい。
すべて、作品のネタにされてしまうのである。

小説家魂というべきか、1種の体癖が見事に才能として生かされている。
日常生活では、ホントのような嘘を言うからひんしゅくを買ってしまうのでしょう。

いうまでもないが、作家同士のカップルは強烈。
お互いが食いつぶされないように、
葛藤を餌にして作品を産み出すことのできる強烈な自我と毒が必要。

最初に彼のような男性と結婚する女性は
8種、10傾向の女性かなと想像した。
この体癖だと、自分でなければ、この人はダメになるとか、
自分しか支えられないといった気持ちに陥りやすい。
通常の恋愛とはちょっと違う関係にはまりやすいのがこの体癖。

私もこの体癖があるので、ヘンな人が寄って来やすいし、
こういった心持になりやすいので、意識して逃げている。
自分の面倒見るのも大変なのに、人の面倒など見たくない。

いずれにしろ、1種9種3種、10種の体癖の組み合わせは、
かなりのテンションの高い組み合わせになる。
ふつうだと一緒にいられないから、3、10種傾向の妻が外に出ることで
バランスを取るしかなさそう。

車谷長吉を通して高橋順子という詩人に出合えたのはうれしい。

彼女のユーモアに溢れた車谷長吉との結婚生活についてのエッセイを読むと、
修羅を抱えながらも、潔く自分の運命を引き受けていくしなやかな強さを感じる。

ゆっくり、時間をとって彼女の詩を味わいたい。

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