大晦日のあれこれ
あと、2時間あまりで今年も終わり。
今日は、のんびりと家で師匠の夫さんから借りてきたDVDを観て過ごすつもりが、
また妄想が膨らんでしまった。
アン・リー監督の「ラスト、コーション」だ。
年の終わりに見る作品かと思ったが、夫さんが「この作品は傑作だよ」と言われた
ので観る気になった。師匠は、「傑作の意味が私たちが考えるのとはずれているから、
要注意。映像がきれいとかそういう意味」と言っていたので期待はしていなかった。
余韻の残る映画という意味では傑作だと思う。映像もきれいだし、時代考証といい、
日中戦争を背景にした抗日女性スパイのメロドラマといえなくもないストーリーを、
国の内部分裂と個人の内部分裂の葛藤を時代に象徴させた手腕は並みのもの
ではない。数々の賞も獲得しているようだ。
監督がインタビューで
内戦で分裂する国と、1組の男女それぞれの分裂する心を重ねた。言葉にならない
虚々実々を、喜びと憎悪の間で苦悶(くもん)する性愛場面に象徴させたと言っている。
監督の意図は 成功していると思う。
象徴性に富んでいるので観るものは勝手に想像力を膨らませる。
特に私は何か引っかかるとその意味を色々考えてしまう。
ヒロインの女性スパイ、チアチーが特務機関の長イーに暴力で犯されるシーン。
紳士的に見えるトニー・レオンがベルトで殴りつける姿に唖然!
あれはレイプだ。














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