愛知淑徳大学からの感想
事前にアンケートを送るのを忘れてしまい、直前にジェンダー・女性学研究所の
S先生に作成していただきました。
ふだん、学生は評価される立場。私の講座では参加者の学生さんに講師の進め方、
講座の内容について評価してもらいます。
緊張しますが、内容をよりよいものにしていくためには必要と考え、5段階点数を
つけてもらいました。
3が普通。4はよい、5は大変よかった。1はまったく役立たない、2はよくないという
基準。通知表をもらうような気分です。
説明が分かりやすかったかどうかは、はい、いいえで答えてもらい、講座の内容で
役に立つと思われることは何かと、感想を書いてもらいました。
参加者は17人。話はわかりやすかったに全員○がついていました。
5の評価は8人、4の評価は4人、3が2人、評価なしが3人。
90分に満たない時間でWen-Doを実施するのは、大事な事だけ情報として伝え、
実技に入ってしまうので話し合いの時間が充分取れないのが残念。
それでも実際、護身術の目的は逃げること、自分の直感を信じる事、相手に目を
しっかり見て行動する事、パニックにならないための呼吸法を使って知恵を働か
せる事、みんなで護身術をやった事がよかったなど感想をもらいました。
中には、お腹から出す大声や実技の動きが攻撃者をあおってしまい、よけい危険
な状態に陥ってしまうのではと不安に感じる感想もありました。
Wen-Doは自分の安全のための数多くの選択肢を実技で提供しています。
どういう状況で、何を使うかは本人が選んでいいのです。
言葉で「ノー」と伝えても近づいてきて、相手が自分の手をつかもうとしたり、
抱きついてきたりした時に相手に不意打ちをくらわせて、逃げるために使う方法です。
今、行動を起こすタイミングでないと感じたら、それが当事者にとっての最善策。
いつ逃げるスキをつかむか、あきらめずにチャンスをねらうしかありません。
ただし、最初から不安に圧倒されて、何もしないでいれば危険な状態は
いつまでも続きます。
講座の中で大声が出せたり、実技もできるのに、いざという時には使えないかもと
不安になる人もいます。
今、自分が達成できている事に目が行かず、まだ起きていない将来の不安ばかり
に目が行ってしまうのは、その人の思考パターンを形成する上で肯定的メッセージ
を受け取る事が少なかったからかもしれません。
過剰な不安に対処するのは「本人がどんな自分でいたいのか」を考えて、取り組む
しかない問題です。
私も、今でこそ護身術のインストラクターで仕事をしていますが、体力があるわけ
でもなく、特別な運動能力(走るのはちょっと速かった)があるわけでもなく、
武道の達人でもありません。
体格のよい、運動能力の高そうなたくましい女性が講師だと、あの人だからできる
のだと思われがち。
最初にWen-Doを体験した時のインストラクターは欧米の女性にしては控えめで
物静かな女性でした。
それが、護身術の時には嘘のように、豹変するのですから、「これは使える。
私にもできる!」と思いました。
私のように体が小さくても、体力にあまり自信がなくても、大声でシンプルな動きを
使って自分を守ることができれば、誰でも使えると思っています。
完璧な形で技を使おうとすることよりも、相手の弱点をねらって思いっきり、
全力投球でやるのだという気持ちの方が有効です。
若い女性たちが、社会に出る前にWen-Doを体験してもらい、暴力の被害者ではなく、
自分を守る防御者になれるのだという自信を持ってもらえたら、嬉しいです。
愛知淑徳大学の皆さん、どうもありがとうございました。
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