シズコさん
母親との葛藤を赤裸々に書いているという話を聞いていたので、なかなか
読む気になれなかった『シズコさん』。
体癖的にいうと、10種母娘の関係の臭いがするし、もうカンベンという
気がした。この体癖同士の組み合わせは反応が過激で濃密だ。
それはなぜかというと、私には佐野洋子のような和解がなかったからかな
とも思える。
母親の認知症がもたらした救いの時間。
よかったねえ佐野さんと声をかけたくなる。
今でいえば、虐待家庭に育った彼女。早く死んだ父親と弟の関係もすさまじい。
私もDV家庭に育っている。こういう家庭に育った大変さというのは私自身の存在
そのものが証拠になっているような気がする時があるくらいだ。
損なわれている自分をなんとか埋めようとジタバタしている時は苦しかったが、
埋められないとあきらめ、空虚な自分を受け入れられるようになって楽になった。
ヘンを隠さず、表にまともに出すと、けっこうまっとうに思われてしまうという効果が
あったりする。
エネルギーが強いのも過酷な環境で生きてきた中で培われたようなものだ。
「シズコさん」のように自分の母親を○○さんと固有名詞で呼んでみるといい。
母親という関係に距離をおいて一人の女性として見えてくるものがあるかも
しれない。
シズコさんと私の母親の共通点というと、






最近のコメント